全面・大規模リフォーム

欠陥住宅にする建設・施工業者の態度を見抜け!言い訳から欠陥度レベルが分かる。

新築工事や大規模なリフォーム工事のケースにおいて、工事業者の体制がどの程度のものなのか事前に知っておくとあなたの家が欠陥住宅にならない可能性があります。
しかし、専門家や建設業を体験したことがない限り、一般の人が契約する前に業者の体質がイレギュラーということを知ることは難しいといえるでしょう。
そこで、契約前に見積もり作成依頼した際に施主の立場でも欠陥住宅になりそうな注意点を見抜く方法を記したいと思います。

 

 

 

業者が見積もりを作る為には、リフォームにおいては現地調査といって既存の住宅の調査を行います。
新築の建物を建てる際にも現地調査という名前で、その土地の調査を行います。
大まかにいうと、水道管、ガス管が通っているか、土の硬さはどうか、都市計画はどのような地域に分類されているかです。
しかし、その現地調査は各業者によってやり方や調査の方法、重要視する場所がそれぞれ異なっているのです。

 

現地調査として工事業者が実際にこの4点について行っているか、建築知識のない人間が見てわかるチェックポイントを紹介します。

 

  • 住宅の寸法を全部測っているか?
  • 現状の住宅のチェックを行っているか?
  • 写真をくまなく撮っているか?
  • 建物が建っているもしくは建つ予定の周辺環境や行政関係の資料は集めているか?

 

このような内容で工事業者の態度を見抜く方法まとめていきたいと思います。

 

◎リフォームで手抜き工事をされた!工事中ならばここに相談せよ!欠陥住宅相談の詳細はこちら

 

目次

住宅の寸法を巻き尺、レーザー測定器で端から測る。

 

家の中が倉庫状態で荷物が溢れている状態でも、リフォームの見積もりを作成する業者は測定します。
打合せで呼んだ業者のうち、巻き尺すら持ってこなかったのは大規模リフォーム専門会社より担当匿名で紹介された株式会社C2級建築士代表取締役社長だけでした。
自分はこのとき、後日の打合せ時に測定するのかと思いましたが、荷物が無くなって解体工事も終わったあとも一切測ることはありませんでした。

 

一部の柱間の寸法だけを測って、全体に同じ柱間隔の寸法を適用しているかいないか?

 

(柱と柱の間の等間隔のサイズのことを建築用語ではモジュールと呼びます。
そのモジュールが部分的に異なっている家は半数以上あります。
全ての柱と柱の間隔を測っておくことが必要です。)

 

昔の図面を正しいと判断するのは危険。仕上がり寸法を確認しているかいないか?
(建築図面は工事中に変更されることが多くあります。
たいていの場合、施主に渡されるものは自治体に提出する確認申請図。
確認申請図では家は建てられません。
家を建てるのには施工図が必要です。
施工図は手元にありますか?
例え施工図があったとしても、その図面が実際の家の図面と合致しているとは限りません。
※むしろ異なっていることの方が多いです。)

 

天井高さや段差、サッシの大きさなどを測っているかいないか?

 

(確認申請図にはどのメーカーの商品を使うと記載されていても、実際同等程度の性能や金額の商品でしたら変更することは可能となっています。
天井の高さや扉枠で発生した段差など、材料や工事の仕方が変わることもあります。)

 

既存の家具や家電などの寸法を測っているかいないか?
(工事中、それらのものは移動させます。
実際に使う予定の家具が入り口から入らなかったり、用意したコンセントが足らなかったというトラブルが発生します。)

 

現状の住宅のチェックを行う。床の不陸、屋根の雨漏り、外壁のクラック・・・どれも欠陥住宅で発生しやすい項目です。

 

水平や垂直の傾きを測っているかいないか?

 

(床や壁の傾きがあるか否か、事前に調査しておくことにより見積金額も変更になります。
通常は床の工事に関しては、まっすぐフローリングが貼れるか大工がレーザーで水平かを測ります。
斜めの箇所があると大工も作業がしずらいです。
そこで、現場監督に床が曲がっていることを大工から訴え、現場監督から施主に床に不陸があるから修正をする。
通常ならば、見積を作り提出しますという流れになります。
我が家は株式会社Cの2級建築士現場監督が大工に対して黙ってと指示し、この問題を株式会社Cの2級建築士現場監督がもみ消しました。)

 

小屋裏(天井裏)を見てくれているかいないか?

 

(小屋裏には既存の状態を知る上で非常に有効な情報が数多く隠されています。
そして、今回リフォームを行いましたらとても汚く戻されてきました。
小屋裏の梁はカットするわ、電気配線はどことつながっているかわからない。
しまいには小屋裏の空気が室内にすべて流入する状態となり、室内と外気の温度の差がなくなりました。)

 

床下に潜って、基礎や湿気、シロアリ、換気口、配管の状態をチェックしてくれているか?

 

(マンションや床の高さが元々低く、中に入れないような場合は別です。
床下が欠陥住宅になる要素が多いです。
よくある例は解体したときの廃材をそのまま放置しておきます。
株式会社Cは他の例にもれず、しっかり廃材を放置していっています。)

 

屋根に上がって、屋根そのものと下地や樋を見てくれているかいないか?

 

(マンションを除く。
今回、株式会社Cが屋根にあがることはありませんでした。
しかし、雨樋にキッチンの雑排水をつなぐことを平気で指示する株式会社Cの2級建築士現場監督がいます。
そして、打ち合わせ担当だった株式会社Cの2級建築士代表取締役にその場で見に来いと話しましたが見ることもありませんでした。)

 

排水経路や給水や電気関係を把握してくれているかいないか?

 

(工事前に調べておかないと、水洗でなかったり、引き込み電線の容量が小さいといったことで工事金額が後日大幅に追加されることがあります。
また、いくら3年前の排水経路で水道局がOKしたとしても、今回リフォームするにあたり行政の条件が異なっている可能性もあります。
株式会社Cの代表取締役に水道局に行って排水経路の図面を取得したのかと聞いたら、なんでそんなもの必要なのですか?と答えました。)

 

既存で存在する劣化部分と程度を把握してくれているかいないか?

 

(家の傷み具合をしっかりと把握してくれているかどうかは信頼度に大きく影響を与えます。
大規模リフォームの会社を無料紹介するリフォームCは、このような劣悪工事を行う株式会社Cを今でも紹介し続けています。)

 

工事予定の室内の写真をくまなく撮る

 

※写真はリフォームや増築の計画時に細かなところまで見なければいけません。
施主が今までどのような生活をしてきたのか知るヒントにもなりますし、施主の趣味や収集していたものに対しての収納の計画を立てやすくなります。

 

既存写真を提出してくれるか否か?

 

(工事後の大切な思い出になりますが、株式会社Cは一枚も写真を撮影していません。)

 

周辺環境や行政との関係を把握しておく

 

周辺道路や近隣との状況を把握しようとしてくれているか否か?
(駐車場の確保や足場の設置位置、方法についてはあらかじめ計画し、近所に説明が必要な場合もあります。
工事を行う業者が近隣への工事後の説明を怠ると、工事後の近隣付き合いに悪い影響を与えます。)

 

新築工事やリフォーム工事について、工事所在地や計画している内容についての法律や助成金などを把握してくれているか否か?
(これらは絶対に把握しておくべきです。
同じ木材を使うにしても県内産の木材を使用することにより、県より助成金がでることもあります。
株式会社Cにはそのような提案知識はなく、工事前に助成金について尋ねたところ返事はありませんでした。
しかし、高断熱の新築住宅を建てることで補助金が出ることもあり、それを売りにしてセールスしているにもかかわらず、その内容に不一致の新築建物を建てるという業者も中には存在しています。
施主に対しての詐称だけではなく、各自治体の建築課に対しての詐称でもあります。)

 

リフォームをすることで住宅の性能を上げることも可能です。
国交省のHPに助成金の記載があります。
性能を上げる、上げないにかかわらず、住宅ローンを5年以上の契約で借入した施主を対象としています。
高齢者が入るやすくするためにユニットバスに変更したという内容も、この書類に該当します。

 

耐震診断をしてくれているか否か?

 

多くの場合は一戸建の木造住宅において行われます。
現在は中古住宅売買においては耐震検査証が必要となります。

 

現状と計画双方できちんと診断をしてくれているか否か?

 

一般診断以上をしてくれているか否か?

 

(通常、施工会社は行いません。これには専門的な知識が必要です。
ホームインスペクションを実施している会社(建築家からも信用度が高いのはさくら事務所があり、工事前の検査でしたら6万円から可能となっています。)

ただし、特殊機器を使ったものではなく一般的な工事で使用する機器を使った目視検査で診断方法が書いてあります。
壁の中身まで把握することが必要なセンサーを使用する「精密診断」は別途費用が発生する可能性があります。)

 

一般の施主が自分でも判断出来る範囲だけで15項目もある!

 

これらの項目に関して実行してくれていないという施工業者でしたらば、何かしら欠陥を残したまま工事を完了させ引き渡そうとするのが悪質な業者です。
完了検査の際に、第三者機関としてさくら事務所のような施主検査立ち合いを行う会社を当日参加させることも計画してください。

 

建築知識がない施主が自分で施工業者をチェックするまとめ15項目。

 

  • 一部の柱間の寸法だけを測って、全体に同じ柱間隔の寸法を適用しているかいないか?
  • 昔の図面を正しいと判断するのは危険。仕上がり寸法を確認しているかいないか?
  • 天井高さや段差、サッシの大きさなどを測っているかいないか?
  • 既存の家具や家電などの寸法を測っているかいないか?

 

  • 水平や垂直の傾きを測っているかいないか?
  • 小屋裏(天井裏)を見てくれているかいないか?
  • 床下に潜って、基礎や湿気、シロアリ、換気口、配管の状態をチェックしてくれているか?
  • 屋根に上がって、屋根そのものと下地や樋を見てくれているかいないか?
  • 排水経路や給水や電気関係を把握してくれているかいないか?
  • 既存で存在する劣化部分と程度を把握してくれているかいないか?

 

  • 既存写真を提出してくれるか否か?

 

  • 周辺道路や近隣との状況を把握しようとしてくれているか否か?
  • 新築工事やリフォーム工事について、工事所在地や計画している内容についての法律や助成金などを把握してくれているか否か?

 

  • 現状と計画双方できちんと診断をしてくれているか否か?
  • 一般診断以上をしてくれているか否か?

 

悪質業者は図星をつつかれると、その場でキレて怒鳴ります。
株式会社Cのようにね。

 

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