2017年度

S県版欠陥住宅との戦い~欠陥住宅来場体験者の感想~

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S県版欠陥住宅との戦い~欠陥住宅来場体験者の感想~

 
 

 
欠陥住宅となり住むことができなくなってから、既に1年以上経っています。
その間、実際に建築に携わる方から不動産業に関わる方、賃貸住宅に住んでいる方まで複数人見に来てもらいました。

 

その時に頂いた感想を箇条書きで列挙していきます。

 

賃貸住宅2軒目を借りた方。

 

あらかじめ汚れや傷を借りる時にチェックして、退去時に敷金を返してもらうようにします。
そのときは不動産屋立ち会いの元で細かなフローリングの傷や壁紙の汚れを見ます。

 

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自分が賃貸住宅を借りた時と同じようにやってというリクエストなので、番号を書いてマスキングテープを貼って行きました。
まさかとは思ったのですが、1階のフロアだけで250以上にもなりました。
朝から作業して、食事休憩を取ってから残りの作業を行いました。
結果、350箇所以上のマスキングテープを貼ることになりました。
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正直なところ、こんな賃貸紹介されても自分は住みたくないですね。

 

同じ建設業者としてやっていることがオカシイ。

 

自分は社内においての施主引渡し前検査では厳しいと言われています。
実際に見て友人の家なのでアドバイスしました。

 

  • 床下開口のビスが全部止められていない。

 

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床下開口の金物にビス穴が開いているにもかかわらず、全部止めていない状態でした。
この止めていないところは、使用中に床下開口のフレームが歪むことがあります。
引き渡し後、クレームを起こしたことがあるので、自分は必ず止めるよう指示を出します。
さぼり癖がある、中途半端な作業しかしない大工はここを止めることはありません。
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  • ドアストッパーと扉と床の色合わせ。

 

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パナソニック製の室内扉を使うことが良くあります。
その時に選ぶドアストッパーの色ですが、客への配慮ができるかどうかが分かれます。
パナソニックのドアストッパーは床のパーツと扉のパーツが別々に選べます。
ドアストッパーは目立たせるものではないので、床のパーツは床の色に合わせて、扉のパーツは扉の色に合わせて取り付けるのがベストです。
ましてやHPでデザインを謳っている会社なのであれば、細かな配慮が必要です。
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  • 玄関から見えるところなら既製品を用いるべき。

 

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玄関から見える腰壁の笠木。
竣工検査当日というにもかかわらず、合板がのっかっていました。
その大きさならば、パナソニックで塗装をした既製品があるよねと、代表取締役社長に指摘しました。
そうしたら、目を丸くしてしまうような驚きの行動に社長は出てびっくりでしたね。
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『うちのような会社は捨てるような材料を使ってでもコストを低くしなくてはいけないんですよ』

 

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それ、施主の前で言いますかね。
同じ二級建築士として指摘しましたが、本当に知識がないんだなと感じました。
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壁紙の張り方が汚い。不動産業を長年行っているけれど、こんなに汚いのは初めて見る。

 

地元で不動産業を行っている人間です。
施工業者は新しくこの地域に越してきたので自分にとっては初めて聞く名前です。
こんなに汚いクロスの張り方は初めてみましたね。

 

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新築時に貼ったというクロスの方がキレイに貼れています。
30年以上経っているとは思えない。
今回リフォームされたということですが、既にリビングに入る入口付近には隙間ができていて、そこからクロスが剥がれてきていますしね。
壁紙にノリの跡なのか凹凸があちらこちらあります。
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1階の不陸工事をするための見積もり金額を作って欲しいと言われてきた。

 

リフォーム工事をさせたら1階のリビングに不陸を作られたと言う話で、昔使っていた知り合いの業者を連れていきました。
大手不動産会社のリフォーム部門に在籍しているのですが、あまりにも色んな所がひどくて不陸以外の部分の見積もりも数か所入れるよう指示しておきました。

 

  • 外壁の穴補修。

 

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灯油を使った暖房器具を使っていたみたいで、屋外にある灯油タンクと繋げていた穴がありました。
そこに換気口用のフードが取り付けられていました。
これ、雨がふるとフードの両脇から黒い線が外壁について汚くなります。
将来のメンテナンスを考えるとエアコンのドレインを塞ぐような商品(エアコンキャップ)に変更したほうがいいです。
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  • どうしてエアコンをこの位置のままに置いておくのかがわからない。

 

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デザインを考えているのならば、エアコンの位置を変更させるべき。
施主に言わせると、施工会社の打合せ担当だった社長がエアコンを外さないで壁紙を貼ると言って、エアコンを外させなかったらしい。
エアコン内にあるフロンガスの処理が面倒だからって、見栄えが悪いまま置いておくのは、同じリフォーム会社として気分を害する。
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※1級建築士並びに1級施工管理技士保持者。

 

施工業者の事務所がある税務署職員

 

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あ、あそこは未完成で壁紙が貼っていないんですね・・・。
確かに材料もそのまま放置されていてやりっぱなしですね。
これでは確かに住めませんね。
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※建物の所有者移転に伴い確認の為、欠陥住宅現地に来た。

 

外から見ていたからわからなかったけど・・・これじゃ住めない。落ち着く場所がない。

 

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どの部屋もまともなところが無くてこれじゃ落ち着かない。
1階の窓から1階を見ていてもなんとなく床が曲がっているように見える。
入ったことがない2階に今回入ったけど、住めないという理由がわかる。
コンセントパネルは上下逆についているし、どの部屋みても工事の手法がオカシイ。
長く大工をしているけれど、こんなにずさんな仕事をされている家は初めてみた。
ダウンライトのソケットもうまくはまっていないから、天井裏の隙間風が流れてこの家はリフォーム前と比べて寒くなるよ。
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※地元の大工。二級建築士保持者。

 

資料みただけじゃわからなかったけど。実際にみてよくわかった。

 

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これは材料の特性も知らない人間が作ったリフォーム。
作った後のメンテナンス方法も考えられていない。
素人の会社が作ったもの。
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※元大学講師、1級建築士